和歌山の旅

今日は高野山をお知らせします。

 

まだ少し紅葉には早かったですね。

これからがいいときでしょう

 

高野山という山はありません。

お寺などが点在する一帯を総称して「高野山」というそうです。

 

弘法大師「空海」が、高野山にお寺を作った理由。

 

中国に修行に行かれ「真言密教の根本道場」を作ろうと思い、中國の浜辺から「三鈷」と言われるものを日本に向けて投げました。

その「三鈷」が引っ掛かっていた松の木があるところが高野山でした。

 

その松の木は「三鈷の松」と言われていて、松葉が３つに分かれています。

通常の松葉は2つか5つです。

 

その松の木は丹生都比売神社の土地にあり、弘法大師はその土地を丹生都比売神社から分けていただきました。

 

「三鈷の松」は高野山の壇上伽藍にあります。

壇上伽藍はお坊さんたちの修行の場所です。

そこには丹生都比売神社も祭られています。

 

 

ここにある鐘は、ゆく年くる年でテレビ中継される「除夜の鐘」です。

 

 

高野山には一番多い時で３０００のお寺があったそうです。

現在はそこまで多くありませんが、宿泊できる宿坊もたくさんあります。

 

金剛峯寺は祖廟を信仰の中心として結成された高野山真言宗四千ケ寺、信徒千万の総本山の名称として知られています。

 

奥の院までは両脇山の奥までたくさんのお墓や供養塔がありました。

 

入り口近くは比較的新しく、企業の供養塔がたくさんありました。

製薬会社の供養塔は、医薬品開発で使われたネズミやモルモットのための供養塔

シロアリ駆除の会社のシロアリ供養塔

などがたくさんありました。

 

奥に入っていくとお墓に鳥居のあるものがあります。

さらに奥に行くととっても古いお墓が多くなります。

 

そこのお墓は宗派を問わずありました。

真言宗の総本山なのに浄土宗のお墓のありました。

 

戦争で亡くなった戦没者の慰霊碑

関東大震災などの災害慰霊碑・キリスト教のものもあるそうです。

 

大師様はどんな罪も許し宗教も宗派も問わず、大きな愛で人々を包み導いていてくれるようです。

だから宗派も問わなかったのでしょう。

 

とっても深い愛を感じました。

 

そこを抜けると橋があります。

「御廟橋（無明の橋）」と言われる橋は、あらゆる罪を許してくれる橋だそうです。

その横にお清めの手洗いがあるのですが、皆さんそこで手洗い前にある像に水をかけています。

ガイドさんに言わせるとそれは大きな間違いだそうです。

 

「あなただって他人に水をかけられたらいやでしょう。神様だって嫌ですよね。やめてあげてください」と、おっしゃっていました。

 

お清めの手洗いは本堂の前「香」の粉があります。

それを少し手に取り両手を合わせて清めます。

 

大師様のいる洞窟でお参りしました。

パワーというか本当にそこに大師様が座っているような感覚でした。

 

あたたかな優しいオーラに包まれている洞窟でした。

 

そこで息子は不思議な体験をしました・・・が、気のせいだったかもしれません。

でも不思議な体験と思えば、それもよしだと思います。

 

大師様には今でも朝と昼の食事が出されています。

2時にはおやつもあるそうです。

 

お参りが終わりバスに戻るときになって雨がぱらついてきました。

まるで私たちのお参りが終わるのを待ってくれていたようでした。

 

本当だったら長い道のりのお参りも、車で簡単に見て回ってしまいましたが、大師様のお気持ちに触れることのできた、

とても素敵な和歌山の旅でした。

 

写真は中に経典の入っている建物で、下の取っ手をもって回すと経典を覚えたことになるそうです。

壇上伽藍にありました。

 

機会がありましたら行ってみてください。